はじめに
0120387972【0120-387-972】 からの電話は、
「全国自然災害の◯◯会」などと名乗り、
「現在ご加入の火災保険内容の確認をしております」
と話してくる不審な営業電話です。
一見、公的な団体や保険関連機関を装っていますが、
実際には正式な保険会社とは無関係の営業目的の電話であり、
個人情報の取得や不要な保険勧誘を行うケースが多発しています。
この記事では、この電話の内容や特徴、
そして不審な営業電話に対する正しい対処法を
詳しく解説します。
0120-387-972からの電話内容
電話に出ると、落ち着いた口調のオペレーターが
「全国自然災害の◯◯会」と名乗り、
「火災保険の内容確認をさせていただいております」
「加入されている保険の適用内容を確認したいのですが」
などと切り出してきます。
一見すると、既存契約の確認のように思えますが、
実際は保険代理店やリフォーム業者などが、
火災保険の補償を利用した修繕や見積もりの営業へ
つなげることが目的であるケースがほとんどです。
通話中に以下のような質問をしてくることが多いのも特徴です。
- 現在ご自宅は持ち家か賃貸か
- 築年数はどのくらいか
- 過去に火災保険を利用されたことがあるか
- どこの保険会社をご利用か
これらはすべて営業目的であり、
実際に火災保険の管理を行っている機関ではありません。
なぜこのような電話が掛かってくるのか
このような電話の多くは、名簿業者などから入手した
個人情報をもとに無作為に発信されています。
特に「火災保険の確認」という言葉を使うことで、
一見、行政的・公式な調査のように見せかけ、
相手を油断させる手口が使われています。
また、火災保険の制度変更や自然災害の報道が
注目されている時期を狙って発信されることも多く、
心理的に「もしかして自分にも関係があるかも」と
思わせる巧妙な仕掛けが見られます。
実際の勧誘パターン
- 火災保険の内容確認と称して電話をかける
- 自宅の築年数や保険会社を聞き出す
- 「保険を使えば無料で修繕できます」と提案する
- 後日、業者が訪問して見積もりを提示する
- 契約を迫り、高額な工事費を請求する
このように、初めは「確認」や「調査」の体で話を進め、
最終的に工事契約やリフォーム提案に持ち込むケースが
多数報告されています。
不審電話の見分け方
1. 実在しない団体名を名乗る
「全国自然災害の◯◯会」「防災対策センター」など、
いかにも公的機関のような団体名を名乗る場合、
その多くは架空の団体です。
2. 契約保険会社を聞いてくる
本物の保険会社であれば、契約者情報を把握しています。
「どこの保険に加入されていますか?」と尋ねる時点で、
正規の確認電話ではありません。
3. 修繕や調査を勧めてくる
火災保険の内容確認が目的であれば、
調査や工事を勧める必要はありません。
こうした提案が出た場合は営業目的です。
電話を受けたときの正しい対応
- 名乗られても信用せず、即座に電話を切る
- 個人情報や契約内容を絶対に話さない
- 「折り返し連絡します」と言って電話を終える
- 不審に思ったら警察相談専用ダイヤル「#9110」に相談
- 着信拒否設定を行い、再発信を防止する
一度でも住所や保険会社名を話してしまうと、
別の業者や詐欺グループに情報が流れるおそれがあり、
注意が必要です。
まとめ
0120387972【0120-387-972】
から掛かってくる電話は、「全国自然災害の◯◯会」と名乗り、
火災保険の内容確認を装った営業電話です。
本物の保険会社や行政機関ではなく、
営業目的または詐欺まがいの勧誘行為である
可能性が非常に高いと考えられます。
不審な電話に対しては、個人情報を一切伝えず、
冷静に通話を終了し、
必要に応じて警察や消費生活センターに相談しましょう。
安易に相手を信用せず、
「公式な案内かどうか」を自分で確認することが、
被害を防ぐ最も確実な方法です。

