「ご利用確認サポート」を名乗る架空請求SMSが届いている事例について解説します。
「料金の確認が必要です」「至急ご連絡ください」などと書かれたSMSが届き、
身に覚えのない請求に不安を感じた人から多くの報告が寄せられています。
本記事では、このSMSの特徴、危険性、正しい対処法をわかりやすく整理しています。
0664857727(06-6485-7727)とは?
発信元の名乗り内容とSMSの特徴
電話番号0664857727【06-6485-7727】は、
「ご利用確認サポート」「ご利用料金について確認したいことがあります」などと書かれた
架空請求型のSMSに記載されている連絡先番号です。
SMSは単なる通知形式ではなく、
受信者に折り返し電話をさせることを目的としており、
その後の通話で個人情報や支払い情報を聞き出されるケースが指摘されています。
また、この番号と似た内容で送信されている
「06-6743-4021」「06-6110-5479」などの関連電話番号も確認されており、
同一グループによる詐欺の可能性が高いと考えられます。
なぜこの番号が使われているのか
この手口は、実在の企業やサービスを装い、
「料金未払い」「利用状況の確認」「アカウント停止予告」などの文言で不安を与え、
折り返し電話・URLアクセス・個人情報入力へ誘導するものです。
利用者の心理として、
- 身に覚えがなくても「請求トラブルかも」と気になってしまう
- 「確認してください」と書かれると返信義務があると錯覚する
- 業者名が曖昧なので「何かの支払いかも」と思い込む
といった“焦らせる要素”が組み込まれています。
これは、近年増えている
「SMS型フィッシング詐欺」の典型パターンです。
実際に届いたSMSの内容・口コミ
報告されている文面の共通点
SNS・掲示板・口コミサイトで確認されたSMSの内容には、
次のような共通点が見られます。
- 「ご利用料金についてご確認したい事があります」
- 「至急ご連絡ください」など緊急性を強調
- 企業名・サービス名が書かれていないことが多い
- 署名がなく、最後に電話番号だけ記載されている
- 文章中に不自然な日本語が含まれていることがある
実際の文面例(伏字再現):
【ご利用確認サポート】
ご利用料金について確認したい事があります。
06-6485-7727
至急お電話ください。
口コミからわかる危険ポイント
報告されている口コミを整理すると、
次のような危険サインが浮かび上がります。
- 折り返すと「本人確認」として個人情報を要求される
- サービス名・請求元を聞いても曖昧な説明しかされない
- 「支払いが必要」と言われ具体的な根拠を示さない
- 話が噛み合わず、別の番号やURLへ誘導される
すでに警察や消費者センターでも、
同様の「確認連絡型詐欺SMS」に関する相談が増えているため、
注意が必要な番号といえます。
このSMSが“危険”と言われる理由
① 架空請求型フィッシングSMSの典型パターン
このSMSは、実際の請求事実がないにもかかわらず、
「ご利用料金」「確認が必要」といった言い回しで受信者を焦らせ、
連絡を取らせることを目的としています。
正規企業やサービスの連絡であれば、
必ず「会社名・担当部署・請求内容」が明記されますが、
今回のSMSはそれらが書かれておらず、
“匿名のまま不安だけを与える構造”になっています。
② 個人情報・支払い情報を聞き出す仕組みがある
折り返し電話をしてしまうと、
次の流れで情報を聞き出される可能性が高いと報告されています。
- 「本人確認のため」として氏名や生年月日を要求
- 契約状況を確認するためと称し住所や電話番号を要求
- 「未払いが発生している」と言い、支払い方法を確認
- クレジットカード番号や口座番号を要求されるケースあり
これは、送金詐欺だけでなく
個人情報収集型の詐欺としても利用されています。
③ 正規企業の連絡先と一致しない
06番号は大阪の市外局番ですが、
検索しても企業名・運営元・会社概要が存在しません。
さらに、「ご利用確認サポート」という名称も
実在企業ではなく、詐欺グループがよく使う“汎用名”であることから、
正規サービスではないと判断できます。
④ 同類番号の存在が確認されている
今回の番号とほぼ同じ SMS 文面で、
次の番号も報告されています。
- 06-6743-4021
- 06-6110-5479
- 06-6147-4116
これは、同一グループが複数の電話番号を
“使い捨て方式”で運用している可能性が高いことを示しています。
届いてしまった時の正しい対処法
絶対にしてはいけない行動
受信してしまった場合、次の行動は危険です。
- 記載された番号へ折り返し電話する
- SMSに返信してしまう
- URLをタップしてアクセスする
- 「本当に自分宛か確認しよう」と個人情報を伝える
SMSに記載された内容は信じず、無視・削除が最も安全です。
もし返信・通話してしまった場合
すでに電話をかけてしまった、URLを開いてしまったという人は
次の手順で被害を最小限にできます。
- 通話履歴・SMS内容を残しておく(証拠)
- クレジット情報を渡してしまった場合 → カード会社に停止依頼
- 個人情報を伝えた場合 → なりすまし被害に注意
- 不安な場合は「警察相談専用ダイヤル #9110」へ相談
相談窓口まとめ
SMS詐欺に関する相談は、次の窓口で行えます。
- 消費者ホットライン:188
- 警察相談専用ダイヤル:#9110
- 携帯会社(docomo/au/SoftBank 等)の迷惑SMS窓口
- クレジットカード会社の不正利用窓口
「ご利用確認」系SMS詐欺のよくあるパターン
他の関連番号リスト
今回と同じ手口で使われている番号には、次のものがあります。
- 050-6863-3582
- 050-6871-8408
- 06-6743-4021
- 06-6110-5479
- 06-6147-4116
番号だけを変えて繰り返しSMSを送りつけるため、
電話番号の違いで安心するのは危険です。
見抜くためのチェックリスト
- サービス名が書かれていない or 曖昧
- 請求元を検索しても会社情報が出てこない
- 文面に不自然な日本語(「ご確認したい事があります」など)がある
- 連絡先が携帯番号・050番号・06番号などの個人用回線
- 急かす言い回しがある(至急/本日中に/今すぐ等)
まとめ:06-6485-7727 からのSMSは無視・削除が安全
0664857727【06-6485-7727】は、
正規サービスを装って折り返し連絡を促す
架空請求型SMSである可能性が非常に高い番号です。
⚠ 本物の請求であれば「企業名・契約内容・請求額」が明記されます。
⚠ 連絡先が電話番号のみのSMSは詐欺の特徴です。
不審なSMSは開かず削除し、
必要に応じてブロック・迷惑SMS報告を行ってください。
冷静に対処し、被害を未然に防ぎましょう。

