07090961064【070-9096-1064】 という番号から、
「〇〇警察の者です」と名乗り、
「重要な件でご連絡しています」「出頭してください」
などと話す不審な電話が全国で確認されています。
このような電話は、警察を装った詐欺の一種であり、
「警察官なりすまし詐欺」や「架空請求詐欺」と呼ばれる
極めて悪質な手口に分類されます。
本物の警察が携帯電話番号で個人に連絡を取り、
出頭を求めることはありません。
この番号からの電話を受けた場合は、
すぐに通話を切り、警察や消費生活センターへ
相談することを強くおすすめします。
07090961064からの電話の内容と特徴
この番号からの電話では、男性の声で
「〇〇警察の〇〇です」「あなたに関する捜査の件です」
などと話を切り出し、不安を煽るような発言をするケースが
多く報告されています。
会話の流れとしては次のようなパターンが一般的です。
- 「〇〇警察の刑事課の者です」などと所属を名乗る
- 「あなたの名前が事件に出ています」と告げる
- 「至急確認のため署に来てください」と指示する
- 「本人確認のため住所や口座を教えてください」と要求
このような内容で、相手を動揺させ、
個人情報や金銭を引き出そうとするのが狙いです。
警察の名前を使って信頼を得ようとする
典型的な“権威詐欺”の一種です。
本物の警察との違い
本物の警察は、出頭要請や事情聴取が必要な場合、
必ず文書(呼出状など)を送付し、
携帯番号から直接電話をかけることはありません。
また、電話で個人情報を求めたり、
金融機関の口座情報を確認することもありません。
- 警察が携帯番号から個人に電話することはない
- 出頭要請は必ず文書で正式に通知される
- 電話で金銭や個人情報を要求しない
- 威圧的な言動は一切行わない
上記のいずれかに該当する場合は、
すぐに詐欺の可能性を疑いましょう。
この詐欺電話の目的
「警察官を装う詐欺」は、主に次の2つの目的で
行われることが多いとされています。
- 個人情報の入手(住所・生年月日・口座番号など)
- 金銭の詐取(安全のための預かり金などを口実)
相手が混乱している状態を利用し、
「身の潔白を証明するために振り込みが必要」
「確認のためにキャッシュカードを渡してほしい」
などと言って金銭を騙し取るケースが後を絶ちません。
不審電話を受けた際の正しい対応
1. 電話をすぐに切る
「警察」を名乗る電話で少しでも不審に感じたら、
すぐに通話を終了してください。
相手に情報を与える前に切ることが最も効果的です。
2. 名乗られた警察署に直接確認する
電話で「〇〇警察の△△です」と名乗られた場合は、
インターネットや電話帳で調べた正式な番号へ
自分から連絡し、本当にそのような連絡があったのか
確認しましょう。
3. 個人情報は絶対に伝えない
住所・生年月日・口座番号・勤務先など、
どんなに正当な理由を言われても
電話で教える必要は一切ありません。
4. 通話を録音し証拠を残す
最近のスマートフォンには通話録音機能があります。
不審な電話は録音しておくと、
警察や消費者センターに相談する際に役立ちます。
5. 相談機関へ通報する
このような電話を受けた場合は、
すぐに以下の相談先へ連絡してください。
- #9110(警察相談専用ダイヤル)
- 最寄りの警察署
- 消費者ホットライン(188)
これらの窓口に報告することで、
新たな被害を未然に防ぐことができます。
実際の報告例
SNSや口コミ掲示板でも、
この番号に関する報告が複数見られます。
- 「〇〇警察を名乗る男から出頭を求められた」
- 「警察名を検索したが存在しなかった」
- 「不審に思って切ったら別の番号からもかかってきた」
- 「高齢の親に同様の電話があった」
いずれも実在しない警察署名を語っており、
典型的な詐欺の特徴を持っています。
まとめ
07090961064【070-9096-1064】
からの電話は、「警察」を名乗り出頭を求める
極めて悪質な詐欺電話です。
警察が携帯番号で個人に連絡を取ることはなく、
電話で出頭や金銭の要求を行うことも絶対にありません。
このような電話を受けたら、
・名乗られた警察署へ直接確認する
・個人情報を教えない
・すぐに通話を切る
という対応を徹底してください。
そして、#9110や消費者ホットラインへ
早めに通報することで、他の被害者を防ぐことにも
つながります。
警察を名乗る詐欺は、近年特に増加しています。
不審な電話に惑わされず、冷静に対応することが
何よりの防御策です。