はじめに
07091900853【070-9190-0853】
警視庁捜査2課や県警を名乗る出頭要請詐欺電話 からの
着信は、「捜査協力をお願いしたい」「あなたの口座が事件に
関与している」などと不安をあおり、出頭や個人情報の提供を
迫る悪質な詐欺電話です。
実際の警察では電話のみで出頭を命じることはなく、
正式な書面や訪問による手続きを行います。
本記事では、この番号からの電話の特徴、典型的な手口、
見分け方、そして安全な対処法を詳しく解説します。
07091900853からの電話の特徴
「警視庁捜査2課」や「〇〇県警」を名乗る
発信者は「警視庁捜査2課の△△です」「〇〇県警の□□です」
と名乗り、信頼を装います。
「あなたの名前が事件に関係している」「関係者として
確認が必要」と伝え、出頭や折り返しを求めるのが特徴です。
実際の警察が電話一本で出頭を命じたり、個人情報を
確認することはありません。
「捜査協力」「確認作業」などの言葉で誘導
「捜査への協力が必要です」「誤認逮捕を防ぐために確認が
必要です」といった言葉を用い、あたかも正当な手続きの
ように見せかけます。
そのうえで、住所・生年月日・口座番号などを聞き出すのが
典型的な手口です。
別番号や担当者への転送を指示する
「このあと担当の者から連絡があります」
「すぐに別の番号にかけてください」と誘導されるケースも
あります。
その番号にかけ直すと、より巧妙な詐欺グループに
つながってしまう危険性があります。
詐欺の典型的な流れ
- 「警視庁捜査2課の者です」と名乗る
- 「あなたの口座が事件に使われた」と告げる
- 「至急出頭が必要です」と焦らせる
- 本人確認を理由に個人情報を聞き出す
- 送金やキャッシュカードの提出を指示する
この流れのいずれかに該当すれば、
詐欺である可能性が非常に高いと判断してください。
見分け方と注意点
警察は電話で出頭を要請しない
実際の警察は、電話で「出頭命令」を伝えることは
一切ありません。
正式な出頭要請は必ず書面で行われ、
捜査協力も直接面談や文書通知を通じて進められます。
電話で「緊急」や「至急」と言われても、慌てず冷静に
対応しましょう。
名乗った警察署を自分で調べて確認
相手が名乗った所属や氏名をメモし、
自分でインターネットなどから公式の連絡先を調べて
確認してください。
相手が指定する番号に折り返すのは厳禁です。
個人情報を求められたら即通話を終了
電話の中で、生年月日・住所・銀行口座などを尋ねられたら、
その時点で詐欺と判断して構いません。
会話を続けず、その場で電話を切りましょう。
不審な電話を受けたときの対処法
冷静に対応し、通話を切る
相手が「警察」や「公的機関」を名乗っても、
不審に感じたらすぐ通話を終了してください。
「確認します」と伝えて電話を切り、
自分で警察署の公式番号へかけ直すのが安全です。
警察相談専用ダイヤル「#9110」に通報
疑わしい電話を受けた場合は、
全国共通の警察相談専用ダイヤル「#9110」に
相談することをおすすめします。
また、家族や知人にも同様の電話がかかっていないか
確認しておきましょう。
- 電話で個人情報を話さない
- 相手の指示で折り返し電話をしない
- 公式番号を自分で調べて確認する
- 不審番号は着信拒否に設定する
- 迷ったら#9110や最寄り警察署へ相談する
家族や高齢者への注意喚起
このような詐欺電話は、特に高齢者を狙って行われます。
「警察を名乗る電話があったら家族に相談する」という
ルールを共有しておくと、被害を防ぐ効果が高まります。
また、同一の番号から繰り返し着信がある場合は、
迷わず着信拒否設定を行いましょう。
もし被害にあってしまったら
口座番号や暗証番号を伝えてしまった場合は、
すぐに金融機関へ連絡して口座の凍結を依頼してください。
同時に最寄りの警察署に被害届を提出し、
状況を詳しく説明することが大切です。
消費生活センター(188)への相談も有効です。
まとめ
07091900853【070-9190-0853】
からの電話は、「警視庁捜査2課」や「県警」を名乗り、
捜査協力や出頭を装って個人情報や金銭をだまし取る
詐欺電話である可能性が極めて高いです。
「出頭」「至急」「確認」などの言葉で不安をあおられたら、
決して応じず、通話を切って公式窓口に確認しましょう。
不審な電話を受けた際は、#9110や最寄りの警察署へ
相談することが最も安全です。

