08021086023【080-2108-6023】 からかかってくる、
全国の県警や京都府警 などを名乗り、
「事件捜査のため出頭要請をしたい」「あなたの口座が犯罪に使われている」などと告げ、
不安を煽って金銭を要求する詐欺電話が確認されています。
最近、このように警察や公的機関を装って金銭を騙し取る電話が全国的に多発しています。
電話の相手は、いかにも本物の警察官のような言葉遣いで信用させ、
「潔白を証明するため」「調査協力のため」といった理由を付けて、
現金や預金情報を差し出させようとします。
詐欺電話の典型的な流れ
この詐欺電話は、非常に巧妙に構成されています。
最初に「警察」を名乗る人物が登場し、話を信じさせるために警察署名や所属部署、階級などを名乗ります。
続いて「あなたの名前が事件に関係している」「金融犯罪の捜査であなたの口座が使われている」などと説明し、
不安を煽って通話を続けさせます。
その後、犯人は次のような誘導を行います。
- 「捜査のため、一時的にお金を預かります」
- 「安全のため、指定口座に資金を移動してください」
- 「身の潔白を証明するために、振込が必要です」
- 「出頭を回避するには、今すぐ対応が必要です」
このように、あたかも“警察の正式な手続き”であるかのように装って、
現金をだまし取るのが目的です。
警察が電話でお金を要求することは絶対にない
本物の警察が、電話で個人の預金情報を聞いたり、金銭を預けるよう求めたりすることは絶対にありません。
出頭要請や捜査協力の依頼を行う場合は、必ず書面で正式に通知されます。
また、「事件に関係している」「あなたが容疑者として名前が挙がっている」と言われても、
慌てて相手の指示に従わないことが大切です。
少しでもおかしいと感じたら、通話をすぐに切り、
自分で調べた警察署の公式番号に問い合わせて確認しましょう。
この電話の危険な特徴
08021086023【080-2108-6023】からの電話では、
非常にリアルな演技で信じ込ませる手口が確認されています。
通話中に「録音しています」「あなたの安全を守るためです」などと言って安心させ、
個人情報や金融情報を引き出そうとするのが特徴です。
また、別の人物(“上司”を装う犯人)が途中で電話を代わり、
より信ぴょう性を高めるために複数人で会話を構成するケースもあります。
このような連携型の詐欺は、組織的に行われている可能性が高く、
一度情報を渡してしまうと、他の詐欺グループにも流用されてしまう危険があります。
不審電話を受けた際の正しい対応
不審な電話を受けた際は、まず以下の行動を徹底してください。
- 電話の相手が「警察」や「公的機関」を名乗っても、信用せずに一度通話を切る
- 折り返し電話をしない(犯人が別人を装って応答する可能性あり)
- 自分で調べた警察署の公式番号に連絡して事実を確認する
- 家族や知人に相談し、第三者の意見を聞く
- 着信拒否設定や迷惑電話ブロック機能を活用する
犯人は「時間がない」「今すぐ対応して」などと焦らせてきます。
しかし、緊急を装う言葉こそ詐欺のサインです。
少しでも疑わしいと感じたら、毅然とした態度で電話を切って構いません。
被害を防ぐために知っておきたいポイント
こうした詐欺電話は、特に高齢者を狙ってかかってくることが多い傾向にあります。
「自分は大丈夫」と思っていても、相手の話術に引き込まれてしまうケースは少なくありません。
また、最近は電話番号を頻繁に変えて発信してくるため、
一度ブロックしても別の番号から再度かかってくることがあります。
そのため、日頃から以下のような対策を意識しておくと安心です。
- 留守番電話を常時ONにし、知らない番号は出ない
- 警察・金融機関の名前を出す電話は特に注意する
- 家族や近所と「詐欺電話が多発している」という情報を共有する
- 不審電話があったらすぐに警察(#9110)や消費生活センター(188)へ通報する
まとめ
08021086023【080-2108-6023】からの電話は、
全国の県警や京都府警などを名乗り、
事件捜査や出頭要請を装って金銭を要求する悪質な詐欺電話です。
警察を名乗るからといって信用してはいけません。
本物の警察は電話で金銭を要求したり、出頭命令を伝えることはありません。
万が一このような電話を受けた場合は、すぐに通話を切り、
公式の警察署へ連絡して事実確認を行ってください。
また、家族や友人とも情報を共有し、被害の拡大を防ぎましょう。
冷静な対応と早めの通報が、
あなたと周囲を守る最も有効な手段です。

