「警察を名乗り出頭要請してくる詐欺電話」について詳しく解説します。
電話では「捜査であなたの名前が出た」「出頭命令が出ています」などと告げられ、
不安を与えて個人情報や口座情報を聞き出す手口が確認されています。
しかし、本物の警察が電話で出頭を命じることはありません。
08028663977(080-2866-3977)とは?
発信元の正体と名乗り内容
電話番号08028663977【080-2866-3977】は、
「警察官」「捜査担当」などと名乗り、
相手を出頭させようとする詐欺電話として報告されています。
通話の冒頭では、次のようなセリフが使われるケースが多いとされています。
- 「あなた名義の口座が事件で使われています」
- 「捜査で押収した物の中にあなたの情報がありました」
- 「急ぎ確認が必要なので折り返してください」
- 「この件は極秘です。他言しないでください」
本物の警察がこのような形で突然連絡してくることはなく、
警察署への来署依頼は必ず文書または正式な連絡で行われます。
なぜこの番号から電話が来るのか
この手口は、相手を「自分が何か事件に関わっているのかもしれない」と焦らせることで、
冷静な判断力を奪い、次の行動へ誘導する目的があります。
詐欺グループが最終的に狙っているのは以下の情報です。
- 個人情報(氏名・住所・生年月日)
- 銀行口座・キャッシュカード番号
- 暗証番号・スマホ認証コード
- 預金移動・カード預かりの承諾
これらは後に金銭詐欺や名義悪用へとつながる危険性があります。
全国で寄せられている被害・口コミ
実際にかかってきた人の体験談
口コミサイトやSNSでは、次のような報告が見られます。
- 「出頭しないと逮捕状が出ると言われた」
- 「録音を禁じられた時点で怪しいと思って電話を切った」
- 「事件番号を聞いたら答えられずに誤魔化された」
- 「口座凍結される前に資金移動が必要と言われた」
これらはすべて、詐欺電話に共通する特徴です。
口コミから見える詐欺の特徴
整理すると、以下の共通点があります。
- 最初に「不安・焦り」を与える言葉を使う
- 事件番号・警察署名などを尋ねると曖昧に答える
- 他言禁止を強く求める(詐欺発覚防止目的)
- 最終的に金融情報や口座操作へ誘導する
正体を隠したまま「協力」を迫る時点で詐欺と判断できます。
警察を装った詐欺電話の手口
① 出頭命令や捜査対象を名乗る
「出頭命令がある」「調査対象になっている」などと主張し、
相手に心理的な圧力をかけます。
② 個人情報・口座情報を聞き出す
「本人確認のため」と称し、個人データを聞き出してきます。
警察が電話のみで個人情報を収集することはありません。
③ 架空の事件を作り話にして誘導する
「詐欺事件であなた名義が使われた」という定番ストーリーで、
金銭的被害を装いながら「保全手続き」へ誘導します。
④ 架電元が携帯電話番号である
警察が公式連絡に携帯番号(070・080・090)を使うことはありません。
この時点で詐欺と判断して問題ありません。
もし電話に出てしまったら?安全な対応方法
出る前:不審な番号はまず検索を
まず「電話番号+口コミ」で検索し、他の被害情報が出ていないか確認しましょう。
知らない番号からの「警察」名乗りは、ほぼ詐欺です。
出てしまった場合の対応・断り方
次の対応で十分です。会話を長引かせる必要はありません。
- 「書面で案内をお願いします」
- 「警察署に直接行きますので署名を教えてください」
- 「この通話は録音しています」
- (相手が強引に続ける場合)通話終了 → 着信拒否
録音を示すと詐欺師が逃げる傾向があります。
不安なときの相談窓口一覧
- 警察相談専用ダイヤル(#9110)
- 消費者ホットライン(局番なし188)
- 自治体の消費生活センター
- 金融機関の不正利用窓口
着信日時・会話内容をメモしておくと、相談がスムーズです。
まとめ:08028663977からの電話は詐欺と判断してOK
08028663977【080-2866-3977】は、
警察を名乗り出頭要請をする詐欺電話です。
警察は電話だけで出頭命令を出すことはありません。
個人情報や口座情報を尋ねてくる時点で詐欺と断定できます。
焦らず・即答せず・公式確認を。
不審な電話はすぐに切り、着信拒否するのが最も安全です。

