080-8847-7092 から、
警視庁捜査二課や各県警を騙る詐欺 と名乗る
電話が相次いでいます。
「出頭要請があります」
「あなたの口座が事件に悪用されています」
といった緊迫した内容で
不安を煽り、最終的に
金銭や個人情報を要求する
悪質な詐欺手口です。
突然の電話で警察を名乗られると、
驚いてしまう方も多いですが、
警察は電話一本で
出頭を命じたり
金銭を要求したりすることは
絶対にありません。
不審な電話がきた場合は
冷静になり、詐欺の可能性を
疑うことが重要です。
この電話の概要
警視庁捜査二課や
各地の警察署を名乗り、
「事件に関係しています」
「至急出頭してください」
と伝え、通話を継続させます。
少し話が進むと
「本人確認が必要」
「調査のため預かります」
「資金を安全な口座へ移してください」
などと金銭に関わる要求が始まります。
実在する部署名を使い
信頼させようとしますが、
これは典型的な
警察名乗り詐欺の手口です。
電話でよく使われる話法
この詐欺電話では、
不安と緊張を煽り
判断力を奪うための
パターンが確認されています。
- 「捜査に協力してください」
- 「出頭の必要があります」
- 「身に覚えはありませんか」
さらに、
「折り返しは必要ありません」
「こちらから担当官につなぎます」
と電話を切らせない形で
別の担当者を装う人物に
引き継ぐケースもあります。
詐欺の典型的な流れ
この詐欺には
いくつかの共通した流れがあります。
以下のどれかに当てはまる場合は
注意が必要です。
- 警察を名乗り事件関与を伝える
- 「出頭が必要」と緊迫した口調
- 個人情報の確認を求める
- 口座やカード情報を要求
- 金銭を送金・預託させようとする
なぜ騙されてしまうのか
警察を名乗ることで
強制力や権威を感じさせ、
疑う余裕を奪います。
また、
実際にある部署名や階級を使い
真実味を演出します。
「あなたの身を守るためです」
と一見正当な理由をつけて
金銭要求に誘導しますが、
警察が個人に
金銭の移動を指示することは
ありません。
詐欺電話の見分け方
警察や公的機関は
電話だけでの指示や
急な出頭命令は行いません。
少しでも違和感を覚えたら
通話を中断し、
自分で公式番号を調べて
確認する姿勢が重要です。
要注意ポイント
次のような特徴があれば
詐欺の可能性が高いと言えます。
- 突然の「出頭要請」
- 金融情報を聞かれる
- 折り返しを拒否される
電話番号を調べると
同様の被害情報が
多数見つかる場合もあります。
受けたときの対処法
不審な電話に出た場合は
相手のペースに
乗らないことが大切です。
- 慌てず冷静に話を聞く
- 個人情報は絶対に答えない
- 不審ならすぐに通話を切る
電話を切った後に、
公式の警察署の番号へ
自分で問い合わせてください。
実際の被害例
「口座が不正利用されています」
と言われ、指示通り
別口座に振り込んでしまった例や、
キャッシュカードを
封筒に入れて渡させる
手渡し型の被害もあります。
中には家まで訪問し、
「警察官です」と言いながら
カードを回収する手口もあります。
家族や高齢者への注意喚起
この詐欺は特に
高齢者を狙う傾向があります。
家族で共有し、
不審な電話が来た場合の対処法を
事前に話し合いましょう。
「電話で警察を名乗る人は
まず疑う」という
家庭内ルールを作ると安心です。
すでに情報を伝えてしまったら
個人情報や口座情報を伝えた場合は
すぐに金融機関と警察へ相談し、
必要な処置を行いましょう。
カード情報を渡した場合は
利用停止手続きが急務です。
消費者ホットライン「188」でも
相談を受け付けています。
まとめ
080-8847-7092 からの
警察名乗り電話は
高確率で詐欺です。
警察が電話だけで
出頭命令や金銭要求をすることは
ありません。
不安を煽る言動があったら
すぐ通話を切り、
公式窓口で確認しましょう。
迷ったら
身近な人や警察相談専用窓口
「#9110」へ相談することで
被害を防げます。

