09024961724【090-2496-1724】 から
警視庁や全国の県警 を名乗る詐欺電話が
全国的に確認されています。
この電話は「捜査協力」や「出頭要請」などと称して
相手に不安を与え、最終的に金銭をだまし取る
極めて悪質な手口です。
警察を装い、権威を利用して信頼させる巧妙な詐欺であり、
実際の警察が電話で出頭や金銭を求めることは
一切ありません。
この電話の概要
この番号からの着信では、発信者が「警視庁の捜査課」や
「〇〇県警の刑事課」などと名乗り、
「あなたの名義が事件に関与しています」
「確認のため身分証を持って出頭してください」
などと緊迫した内容を告げます。
そして会話を続けるうちに、
「今すぐ対応すれば解決できます」
「手続きのための保証金が必要です」などと、
金銭を要求する方向に誘導していきます。
まるで本物の警察官のような話し方や声のトーンで、
被害者が疑念を抱かないよう心理的に操作するのが特徴です。
電話の典型的な流れ
- 「警視庁(または県警)の〇〇です」と名乗る
- 「あなたの口座が犯罪に利用されました」と告げる
- 「確認のため身分証を持って出頭してください」と指示
- 「調査協力金が必要」と金銭を要求する
- 電子マネーや振込で支払いを迫る
一見もっともらしい手順で話を進めてきますが、
すべて詐欺のシナリオに沿って組まれた流れです。
少しでも不自然に感じたら、すぐに通話を終了してください。
よく使われる危険なフレーズ
詐欺犯は不安を煽るような言葉を使い、
冷静な判断を失わせようとします。
- 「至急出頭してください」
- 「あなたの身分証を確認します」
- 「裁判所の指示に従ってください」
- 「今すぐ振り込めば解決します」
- 「他言しないでください」
これらの言葉が出た時点で、
詐欺の可能性が非常に高いと考えましょう。
本物の警察は、電話で捜査情報を開示したり、
金銭を求めたりすることは絶対にありません。
本物の警察ならどう対応するのか
実際の警察が出頭を求める場合は、
必ず正式な書面による通知を行います。
また、事情聴取などが必要な場合も、
電話だけで指示することはなく、
警察署への訪問日程を正式に調整します。
電話で「今すぐ」や「緊急」と言われたら、
その時点で詐欺を疑うのが正しい判断です。
不審電話を受けたときの対処法
焦らず冷静に対応することが最も重要です。
相手がどんな肩書きを名乗っても、
通話中に個人情報を教えてはいけません。
- すぐに通話を切る
- 相手に個人情報を伝えない
- 金銭を要求されたら即座に詐欺を疑う
- 相手の言う番号にはかけ直さない
- 自分で警察署の公式番号を調べて確認
また、「#9110(警察相談専用ダイヤル)」や
「消費者ホットライン(188)」での相談も有効です。
自分だけで判断せず、専門機関に相談しましょう。
家族や周囲への注意喚起
こうした詐欺は特に高齢者を狙う傾向が強く、
「警察が言うなら本当かもしれない」と信じて
被害に遭うケースが多発しています。
家族や友人同士で、
不審な電話があった際の行動ルールを
共有しておくことが大切です。
- 「警察を名乗る電話は一度切る」
- 「お金の話が出たら必ず詐欺と疑う」
- 「家族にすぐ相談する」
- 「同じ番号は着信拒否に登録する」
- 「周囲にも注意を呼びかける」
地域全体で注意を促すことが、
被害の拡大を防ぐ大きな力になります。
もし情報を伝えてしまった場合
万が一、個人情報や口座情報を伝えてしまったら、
すぐに最寄りの警察署と金融機関に連絡し、
利用停止や口座凍結の手続きを行いましょう。
被害届の提出や、消費生活センターへの相談も
迅速に行うことが重要です。
また、再び同じ犯人から電話がかかってくる
可能性もあるため、着信拒否設定を行いましょう。
まとめ
09024961724【090-2496-1724】 からの電話は、
警視庁や全国の県警を名乗り、出頭要請や捜査協力を装って
金銭や個人情報を詐取する極めて悪質な詐欺電話です。
本物の警察は、電話で金銭を要求することはありません。
不安を感じたら、すぐに通話を切り、
自分で公式の警察署番号を調べて確認しましょう。
迷ったときは #9110 に相談し、
被害を未然に防ぐことが最も大切です。

