090-5062-7043 から
全国の県警・京都府警を名乗る
出頭要請詐欺電話 が報告されています。
この電話は、まるで警察の正式な連絡のように装い、
「事件に関係している」「至急出頭してください」
「協力しないと逮捕状が出ます」などと
脅迫まがいの言葉で不安をあおり、
金銭や個人情報をだまし取ろうとする
極めて悪質な詐欺の手口です。
本物の警察が、電話一本で出頭や金銭を
求めることは絶対にありません。
このような電話は、明らかに詐欺目的のものです。
この電話の主な特徴
この番号からの着信では、
「こちらは京都府警の〇〇課です」
「あなたの名前が事件の関係者として挙がっています」
などと名乗り、聞き手に強い恐怖心を与えます。
話の流れは非常に巧妙で、
相手に質問をする隙を与えず、
「確認のために個人情報を教えてほしい」
「被害補償金の処理に費用が必要です」
などと誘導して金銭を要求するケースが多発しています。
- 「県警の捜査課の者です」と名乗る
- 「事件の関係で名前が出ている」と告げる
- 「出頭命令が出ています」と脅す
- 個人情報や銀行口座を聞き出す
- 金銭を振り込ませようとする
警察の名前を出すことで信用させ、
冷静な判断を奪うことが狙いです。
使われやすい危険なフレーズ
この種の詐欺電話では、次のような言葉が
頻繁に使われています。
どれか一つでも当てはまる場合は、
すぐに電話を切るのが賢明です。
- 「警察庁から正式な連絡です」
- 「あなたの銀行口座が犯罪に使われています」
- 「今すぐ手続きをしないと逮捕状が出ます」
- 「金融庁と連携して捜査しています」
- 「口座を一時的に保護します」
これらはすべて、詐欺グループが
信頼を装うためによく用いる常套句です。
本物の警察ならどう対応するのか
実際の警察は、電話で突然「出頭命令」や
「金銭の支払い」を求めることはありません。
正式な連絡が必要な場合は、
文書や訪問によって本人確認を行い、
手続きも明確な説明を伴います。
また、警察が「このままでは逮捕されます」などと
脅すような言い方をすることは絶対にありません。
もしもこのような電話を受けた場合は、
通話をすぐに終了し、落ち着いて
実際の警察署へ直接確認しましょう。
被害の流れと狙い
この種の詐欺は、心理的に追い込むことが目的です。
突然「あなたが事件に関与している」と言われれば、
多くの人が混乱し、冷静さを失ってしまいます。
犯人はその隙を狙って、
「口座凍結を防ぐために仮入金が必要」
「手続きを代行します」などといって
振込を促します。
結果として、被害者が自らの手で
詐欺口座に送金してしまうのです。
- 脅して心理的に支配する
- 警察名を出して信頼を得る
- 緊急性を装って冷静さを奪う
- 金銭・情報を巧妙に引き出す
- 電話で解決できると錯覚させる
こうした構図は全国的に共通しており、
実際に「京都府警」「警察庁」などを名乗る
同様の手口が多く確認されています。
不審な電話への対応方法
不安を感じても、指示には絶対に従わないでください。
犯人は会話を長引かせ、
信頼関係を装うことで誘導してきます。
次のような行動を取ることで、
被害を防ぐことができます。
- 通話をすぐに切る
- 個人情報・口座情報は絶対に伝えない
- 相手の言葉を録音またはメモする
- 同じ番号からの着信は着信拒否する
- 最寄りの警察署または#9110に相談する
また、家族や知人にも被害事例を共有し、
同様の電話を受けた際に
冷静に対処できるようにしておくことが重要です。
もし情報を伝えてしまったら
すでに個人情報や口座情報を
話してしまった場合は、すぐに行動しましょう。
- 取引銀行に連絡し口座を一時停止する
- 最寄りの警察署に被害相談を行う
- 消費生活センター(188)にも報告する
- 通話履歴や録音データを保存する
- 家族にも共有して再発を防ぐ
早期対応が、二次被害を防ぐ鍵となります。
まとめ
090-5062-7043 からの電話は、
京都府警や全国の県警を名乗る
出頭要請詐欺 である可能性が極めて高いです。
警察を装っていても、電話だけで金銭を要求したり、
個人情報を求める行為は絶対にあり得ません。
少しでも不審に思ったら、
通話をすぐに切り、#9110 または警察署に相談しましょう。
冷静に確認することが、
あなたの身を守る最善の方法です。

