0800-123-1501 から
ベストコミュニケーションズ と名乗る電話が、
東北地方を中心に多数報告されています。
この電話は「東北電力の契約に関してご案内です」
「電気料金の見直しについてお知らせします」
などと切り出し、電力会社の切り替えを勧める
営業電話の一種です。
一見すると東北電力の関連会社のように感じられますが、
実際には別会社による販売勧誘である場合が多く、
注意が必要です。
この電話の内容と特徴
この番号からの電話では、最初に担当者が名乗り、
「東北電力の料金プランが変更になりました」
「お客様のご契約内容を確認させてください」
などと説明を始めます。
しかし、会話を進めるうちに、
「電力切り替えを行うと今より安くなります」
「弊社のサービスにお乗り換えいただけます」
といった提案に移っていくケースが報告されています。
通話の流れはおおむね次のような形です。
- 東北電力に関する案内を装って電話をかける
- 契約者の氏名や住所などを確認しようとする
- 「料金が安くなる」として切替を勧める
- 契約手続きを電話上で進めようとする
- 断るとしつこく説得を続ける
このような営業手法は、電力自由化以降に急増しており、
正規の電力会社を装った販売勧誘が問題視されています。
実際の報告例
SNSや口コミサイトなどでは、次のような報告が
相次いで投稿されています。
- 「東北電力からだと言われたが別会社だった」
- 「契約内容を聞き出されそうになった」
- 「電気料金が安くなると言われたが詳細が不明」
- 「電話を切っても何度もかかってきた」
- 「強引な営業で不快に感じた」
これらの報告からも、
信頼できる公式な連絡ではない可能性が高いと
考えられます。
東北電力を装った営業に注意
「東北電力管内のお客様にご案内しています」
という言葉は、あたかも東北電力の委託業者のように
聞こえる表現です。
しかし、実際には全く関係のない販売代理店や
電力小売事業者が電話していることが多く、
消費者庁や電力会社でも注意喚起が行われています。
正規の東北電力からの連絡であれば、
契約番号やお客様番号などを基に、
具体的な情報を提示して説明が行われます。
電話口でこれらを示さず、
一方的に切替を勧めてくる場合は、
営業目的の勧誘と判断して問題ありません。
このような電話の目的
こうした勧誘電話の主な目的は、
電力の契約を自社グループに切り替えさせることです。
- 顧客情報の取得
- 契約切替による手数料収入
- 新プラン契約による継続的な利益
- 関連サービス(ガス・通信等)への誘導
- 代理販売によるコミッションの獲得
電話営業の場合、契約内容が十分に説明されないまま
承諾してしまうケースもあり、
トラブルの原因になりやすい点が問題です。
対応すべきポイント
このような不審な営業電話を受けた場合、
次のような対応を取ることが推奨されます。
- 相手の会社名・担当者名を必ず確認する
- 東北電力の委託かどうかをその場で尋ねる
- 不明確な説明なら電話をすぐに切る
- 契約変更は必ず公式窓口で行う
- しつこい場合は着信拒否・通報を行う
また、電話での勧誘をそのまま信用せず、
必ず公式サイトやサポートセンターに確認しましょう。
東北電力では、こうした「なりすまし営業」に
関する注意喚起を公式ページで行っています。
なぜ問題なのか
電力自由化によって、多くの新電力会社が参入しました。
その一方で、正規の電力会社名を語る業者や、
顧客を誤認させるような営業が増えています。
ベストコミュニケーションズを名乗る電話も、
実際にどの会社が運営しているか明確ではなく、
勧誘内容の詳細も不透明です。
中には「安くなる」と言われて契約した結果、
請求額がむしろ高くなったという報告もあり、
慎重な対応が求められます。
被害を防ぐためのポイント
- 不審な電話番号は検索して内容を確認
- 家族にも営業電話の実態を共有する
- 契約内容の変更は書面で確認する
- 安易に個人情報を伝えない
- 断ってもしつこい場合は消費生活センターへ相談
これらの対策を取ることで、
不要な契約や個人情報の漏洩を防ぐことができます。
まとめ
0800-123-1501 からの
ベストコミュニケーションズ
を名乗る電話は、東北電力管内の利用者を対象にした
電力切替の営業電話である可能性が高いです。
東北電力の公式な連絡と誤解しないように注意し、
その場で契約や個人情報を伝えないようにしましょう。
不審な営業に関しては、すぐに通話を終了し、
必要に応じて通信会社や消費生活センターへ
相談することをおすすめします。
不透明な営業電話に惑わされず、
確実な情報をもとに判断することが
トラブル回避の第一歩です。

