080-2578-1162 から
全国の県警・府警 を名乗る
出頭要請詐欺電話が報告されています。
この電話は、
「あなたが捜査対象になっています」
「出頭命令が出ています」
「今すぐ対応しなければ逮捕状が発行されます」
などと強い口調で脅し、
金銭や個人情報をだまし取ろうとする
極めて悪質な詐欺です。
実際の警察がこのような形で
電話連絡を行うことは絶対にありません。
特に金銭や口座情報を電話で要求することは
あり得ない行為です。
この電話の概要
この番号からの電話は、
「県警の◯◯課の△△です」と名乗り、
まるで公的機関からの正式な連絡のように装います。
会話の冒頭では落ち着いた口調で、
「確認のためお電話しました」
「あなたの名前が捜査リストにあります」
などと伝え、
信頼させた上で不安をあおる手口です。
やがて話題は金銭の振込や
個人情報の提出へと誘導され、
「供託金」「保証金」「手続費用」と称して
送金を迫るケースが多く確認されています。
典型的な会話の流れ
犯人は非常に巧妙に話を組み立て、
次のような流れで被害者を信じ込ませます。
- 「警察です。事件の件で確認があります」と切り出す
- 「あなたの名前が容疑者の口座にありました」と告げる
- 「身の潔白を証明するため協力してください」と誘導する
- 「供託金が必要です」「振込で手続きできます」と説明
- 最終的に口座番号を伝えて送金を要求する
このように、警察を装いながら
信頼を得て金銭を奪おうとするのが特徴です。
電話で使われる危険なフレーズ
詐欺犯は被害者を混乱させるため、
権威を感じさせる言葉を多用します。
以下のような言い回しには要注意です。
- 「警察庁・検察庁の指示で連絡しています」
- 「この電話は録音されています」
- 「裁判所から正式な命令が出ています」
- 「銀行口座が犯罪に使われています」
- 「すぐに供託金を納めれば無実になります」
このような言葉を使い、
冷静な判断を奪うのが彼らの狙いです。
本物の警察ならどう対応するか
本物の警察が事件に関して連絡する場合、
必ず正式な文書や訪問による説明を行います。
電話だけで出頭を命じたり、
金銭を要求することは一切ありません。
また、警察が民間口座への振込を
指示することも絶対にありません。
この時点で詐欺と判断して問題ありません。
もし電話を受けたら
このような電話を受けたら、
できるだけ早く通話を終了し、
家族や警察に相談してください。
- 相手の言葉に動揺せず、すぐに電話を切る
- 金銭や個人情報は絶対に伝えない
- 相手の所属・氏名・電話番号を確認する
- 不安な場合は#9110または最寄りの警察署へ相談
- 同じ番号は着信拒否に設定する
「電話で出頭」「電話で送金」と言われた時点で、
それは詐欺だと考えて行動してください。
被害防止のために
特に高齢者や一人暮らしの方は、
このような詐欺電話の被害に遭いやすいため、
家族や周囲で情報を共有することが大切です。
「警察を名乗る電話があってもすぐに信じない」
という意識を持つことが、
最も有効な防止策です。
また、地域の防犯ネットワークや
自治体の注意喚起情報を活用し、
新しい手口を常に知っておくことも重要です。
情報を伝えてしまった場合
もし個人情報や口座情報を伝えてしまった場合は、
速やかに警察および金融機関に連絡してください。
被害が発生していなくても、
早めの相談が被害拡大を防ぎます。
また、消費生活センター(188)でも
詐欺電話に関する相談を受け付けています。
少しでも不安を感じたら、
一人で抱え込まずに相談してください。
まとめ
080-2578-1162 からの電話は、
警察を名乗って出頭や金銭を要求する
悪質な詐欺電話の可能性が非常に高いです。
本物の警察は電話で金銭を要求することはなく、
焦らせる言葉を使ってくる場合は
すぐに詐欺を疑うべきです。
不審な電話を受けたらその場で対応せず、
家族や警察に相談することが
最も安全で確実な行動です。
不安を感じたら、迷わず
#9110 または最寄りの警察署へ相談し、
被害を未然に防ぎましょう。

