08009196419【0800-919-6419】 から
DPリンク と名乗る電話が、
東北電力管内の事業所を中心に多数かかってきている
との報告が相次いでいます。
この電話は「電力の切替についてのご案内です」
「蓄電池を導入すれば電気代が安くなります」
といった内容で始まる営業電話で、
エネルギー関連の勧誘を目的としています。
しかし、相手の話をよく聞くと、
正式な東北電力の関係会社ではなく、
営業委託を装って契約を迫るケースが
多く確認されています。
この電話の主な内容
電話では「DPリンクの◯◯と申します」
「東北電力の管内で電気料金が下がるご案内です」
などと説明し、事業所や店舗の代表者を呼び出します。
会話を続けると、次のような勧誘に展開します。
- 「東北電力の契約を見直せば電気代が安くなる」
- 「今のままだと損をしている」
- 「蓄電池を導入すればさらに節約できる」
- 「無料で見積もりに伺う」
- 「今すぐ契約変更すれば特典がある」
一見すると親切な提案のようですが、
実際には新電力や蓄電池販売業者の営業活動であり、
高額な契約を迫られる事例が確認されています。
東北電力とは無関係
「東北電力からの委託を受けている」と
説明されることがありますが、
東北電力株式会社の公式発表では、
こうした営業電話を外部に委託していません。
つまり、DPリンクは東北電力とは無関係であり、
同社を名乗る、または関係があるように装う行為は
誤認を招く可能性があります。
本物の電力会社が契約変更を案内する場合、
必ず郵送や公式サイトで明確に案内され、
電話だけで契約を迫ることはありません。
想定される勧誘の流れ
このような営業電話では、
巧妙に会話を誘導しながら契約を結ばせようとします。
- 「東北電力管内の見直し調査をしています」と切り出す
- 「電気代を下げるプランをご紹介」と提案する
- 「検針票を手元に用意してください」と誘導
- 「事業者番号を確認したい」と言いながら情報収集
- 「担当が訪問します」と面談に発展
この時点で事業所の電気契約や使用量の情報が
相手に伝わってしまうと、
後日別の会社からも勧誘を受ける可能性があります。
この電話に出たときの注意点
まず、相手が「東北電力の関連会社」と名乗っても、
それを鵜呑みにしないようにしましょう。
会話を長引かせるほど、
契約情報や個人情報を聞き出されるリスクが高まります。
- 相手の社名・担当者名を必ず確認する
- 所属会社の正式名称と所在地を聞く
- 即答せず「確認して折り返します」と伝える
- 電力会社の公式サイトで関係の有無を確認
- 営業目的なら「今後の連絡は不要」と明確に断る
電話を切ったあとで、
不安を感じた場合は消費生活センターや
電力会社の窓口に相談することをおすすめします。
事業者を狙った電話が急増中
最近では、家庭だけでなく
小規模事業所・飲食店・整備工場などにも
「電気代の見直し」や「エネルギー最適化」を
うたった営業電話が増えています。
特に、繁忙時を狙って突然かけてくるため、
つい内容を聞いてしまい、
そのまま契約や訪問を了承してしまうケースもあります。
これらの電話の多くは、
電話勧誘販売や訪問販売を専門とする
外部代理店によるものと見られています。
被害を防ぐためにできること
事業所で電話対応をする際は、
不審な勧誘電話への対処法を
社内で共有しておくことが重要です。
- 不審な番号は出ない・すぐ切る
- 代表者以外は契約関係の話に応じない
- 「東北電力の関連」と言われても即信じない
- 検針票・請求書の内容を口頭で伝えない
- 相手の会社をネットで検索して確認する
また、電話番号を着信拒否設定にしたり、
録音機能を利用するのも有効です。
まとめ
08009196419【0800-919-6419】 からの電話は、
DPリンク と名乗る業者による、
電力切替や蓄電池の営業電話です。
東北電力とは関係のない会社であり、
「電気代が安くなる」「特別なプランがある」と
勧誘してくる内容には十分注意が必要です。
契約を急がせる電話や、
「無料」「今だけ」といった言葉が出た場合は、
詐欺や不当勧誘の可能性もあるため、
すぐに通話を終了し、
公式な窓口に確認することを強くおすすめします。

