2025年の初めあたりから世間を騒がせた
「偽の警察官からの電話」。
今でもなお、たくさんの番号を使って発信されており、
被害に遭う人も出続けている状況です。
当サイトでも、毎日
「ニセ警察からの電話」を調査していますが
続々と口コミ情報が寄せられており、
日を追うごとに、様々なパターンの事例が
集まってきています。
今回の記事では、これまで当サイトが収集し続けた
「ニセ警察からの電話のデータ」をもとに
- 偽の警察官からの詐欺電話の基本的な手口
- ニセ警察官からの電話内容のパターン
- ニセ警察詐欺に使用されている電話番号一覧(最新版)
について、項目ごとに詳しくお伝えしていきます。
偽の警察官からの詐欺電話!基本的な手口とは?
偽の警察官からの詐欺電話における基本的な手口は、
以下の3ステップで展開されていきます。
- 警察官を名乗る人物が電話をかける
- 電話口に出た人物に対して出頭を命じる
- 電話口に出た人物を精神的に追い込み、金銭を要求する
これらの3ステップを基本とし、
様々なパターンにアレンジされています。
ニセ警察官の目的とするところは、
ステップ3の先にある「金銭の奪取」です。
そのために、詐欺師たちは
ステップ3まで持っていくことを目標とし、
私達を騙そうとあれこれ策を練ってきます。
電話口の詐欺師の技量にもよりますが、
本当に腕の立つ詐欺師は、
本物の警察官のように振る舞い、
電話口のターゲットを話に引き込む力があります。
実際に騙された人の体験談を見ると、
皆が口を揃えて「まさか偽物だとは思わなかった」と
評価するほど警察官に成りきっているとのこと。
実力派俳優も顔負けの演技力を
持ち合わせているようですので、
電話で話すこと自体が危険だと言えるでしょう。
【実録】ニセ警察官からの電話内容のパターンを紹介!
ここで、実際に掛かってきた
「ニセ警察官からの電話内容」を
パターン別に紹介していきます。
1:マネーロンダリングの疑いで出頭を命じる
これは最も報告数の多いパターンで、電話口のニセ警察官が
「マネーロンダリングの疑いをかけられているから、出頭しろ」と言ってくる詐欺電話となります。
ニセ警察官は、警視庁の捜査二課や、大阪府警、京都府警など地方の警察署の職員を名乗り、
「現在捜査している事件の詐欺グループを捕まえた」
とこちらに伝えてきます。
そして、その詐欺グループから押収した品の中に
「あなた名義の通帳」もしくは「キャッシュカード」が
見つかったと言ってきます。
その後、見つかった通帳やキャッシュカードが
「マネーロンダリングに使用されていた疑いがある」
と話を続け、名義人のあなたに対し、
「マネーロンダリングの疑いがかかっているから出頭しろ」
と要求するという流れになっています。
2:空港の税関職員を名乗り、そこからニセ警察に電話を繋ぐ
電話を取ると、最初に「成田空港や新千歳空港などの税関職員」を名乗り、
空港であなた名義の「違法な物品が入った荷物が見つかった」と連絡してきます。
違法な荷物以外にも、
「空港内で詐欺グループを捕まえたところ、押収品からあなたのキャッシュカードが見つかった」
などといった流れの場合もあります。
そして、「その件で警察と連携して捜査しているから、警察に電話を繋ぐ」と言い、ニセの警察官に電話を繋ぎます。
そこから先は、先程ご紹介した1つ目のパターンと同様、容疑者もしくは重要参考人として出頭を命じてくるといった流れになります。
NTTや楽天モバイルなどを名乗り、そこからニセ警察に電話を繋ぐ
最近になって増えてきているのが、電話会社の職員を名乗り、そこからニセ警察に電話を繋ぐといったパターンです。
NTTや楽天モバイルの職員を名乗っていることが多く、
電話に出ると
「あなたの名義の携帯電話が不正利用されている」
と突然告げられ、この電話が現在
警察に電話を繋ぐといった流れになります。
ここでニセ警察が登場し、あとはパターン1や2と同様、
容疑者もしくは重要参考人として出頭しろと要求してきます。

