09090467405【090-9046-7405】 から、
全国の県警や静岡県警 などを名乗り、
「出頭要請」などと称して金銭を要求する詐欺電話が報告されています。
この電話は、まるで本物の警察関係者からの正式な連絡であるかのように装い、
「あなたが捜査対象になっている」「事件に関与した疑いがある」
「身の潔白を証明するために必要な手続きがある」などと、
もっともらしい理由をつけて金銭をだまし取ろうとする悪質な詐欺です。
発信者は落ち着いた口調で信頼を得ようとする一方で、
話の終盤では「すぐに対応しないと逮捕状が出る」などと脅迫まがいの言葉を使い、
冷静な判断を奪おうとします。
こうした心理的圧力によって、被害者に行動を急がせるのが典型的な手口です。
電話の特徴と会話の流れ
この番号からの電話では、発信者が「静岡県警捜査二課」「全国の県警本部」など、
公的機関の名称を偽って名乗るケースが多く確認されています。
また、通話内容には一定のパターンが存在します。
- 「警察の者ですが、重要なお話があります」と切り出す
- 「あなたの口座が犯罪に使われた」と不安を煽る
- 「身の潔白を証明するために協力をお願いしたい」と誘導する
- 「供託金」「保証金」などの名目で金銭を要求
- 「この件は極秘なので他言しないでください」と口止めする
このような会話の流れは、警察を名乗る詐欺電話に共通する特徴です。
特に「他言無用」や「今すぐ手続きを」などと焦らせる発言があった場合は、
詐欺の可能性が非常に高いと考えてください。
実際の警察は電話で金銭を要求しない
警察署や県警本部などの公的機関が、電話だけで出頭要請や金銭の支払いを求めることは絶対にありません。
本当に出頭が必要な場合、警察は必ず書面や正式な通知を通じて連絡を行います。
また、金銭の授受に関しては明確な手続きがあり、電話で「保証金を振り込んでください」などと指示されることはありません。
したがって、このような電話を受けた場合は、
どれほど本物のように聞こえても、決して信用してはいけません。
詐欺電話に共通する危険な言葉
犯人は警察官や公的機関職員を装うだけでなく、
それらしい言い回しで信憑性を高めようとします。
以下のようなフレーズが出たら、すぐに詐欺を疑いましょう。
- 「あなたの口座が事件に使われました」
- 「至急確認のために金額を振り込んでください」
- 「供託金を一時的に預かります」
- 「他の人には絶対に話さないでください」
- 「今すぐ対応しないと逮捕状が出ます」
これらはすべて詐欺グループが使う定番の文句です。
警察官がこのような言葉を使うことはありません。
不審電話を受けた際の対応策
不審な電話がかかってきた場合は、相手の話を鵜呑みにせず、
冷静に次のような対応を取りましょう。
- 金銭や個人情報の提供は絶対にしない
- 相手の話の途中でもすぐに通話を切る
- 「#9110」または最寄りの警察署に相談する
- 同じ番号は着信拒否設定をする
- 家族や知人にも不審電話の情報を共有する
特に高齢の方が狙われるケースが多く、
家族や周囲の人が注意喚起を行うことが被害防止につながります。
また、電話の内容を録音しておくと、後から警察に相談する際に有力な証拠となります。
もし情報を伝えてしまった場合は
うっかり個人情報や口座情報を教えてしまった場合は、
すぐに警察や金融機関に連絡して対策を取りましょう。
また、消費生活センター(全国共通ダイヤル「188」)にも相談することで、
被害の拡大を防ぐことができます。
詐欺被害は時間が経つほど追跡が難しくなるため、
気づいた時点で即行動することが大切です。
被害を防ぐための心構え
犯人は「信頼できる立場の人」を装い、
心理的に優位に立つことで被害者を操ろうとします。
しかし、どれほど説得力のある話であっても、
「電話で金銭を要求された時点で詐欺」と覚えておくことが最も効果的な防御策です。
また、固定電話の着信拒否機能や、
留守番電話モードを活用するのも有効です。
知らない番号からの着信には、出ないようにするだけでも被害を大きく減らすことができます。
まとめ
09090467405【090-9046-7405】 からの電話は、
全国の県警や静岡県警を名乗り、
出頭要請や供託金などを口実に金銭を要求する詐欺電話 である可能性が極めて高いです。
警察が電話で金銭を要求することは絶対にありません。
このような電話を受けた場合は、相手の言葉を信じず、
その場で通話を切り、#9110 または最寄りの警察署に相談してください。
また、家族や周囲の人とも情報を共有し、
一人で判断しないようにすることが被害防止の鍵となります。
冷静な対応と早めの相談が、
あなたと大切な人を守る最良の手段です。
決して焦らず、落ち着いて行動してください。

