09055249557【090-5524-9557】 から
全国の県警 を名乗る出頭要請詐欺電話が
多数報告されています。
この電話では「捜査によりあなたの出頭が必要です」
「身分証明書を持参して警察署に来てください」などと
不安をあおられ、金銭を要求されるという
悪質な特殊詐欺の典型的な手口です。
実際の警察では、電話のみで出頭を求めたり
金銭を要求したりすることは一切ありません。
こうした点は、広く警察庁や各都道府県警が
「警察官をかたる詐欺」において注意喚起しています。
電話がかかってくる背景と目的
この番号からの電話は、突然「〇〇県警の◯◯です」と
名乗り、あなたの名前が事件に関与していると告げて
身分証を持って出頭するよう迫ったり、
「協力金」「調査費用」といった名目で
振込・送金を要求される例があります。
また、電話の途中で「この通話を切ると逮捕状を出します」
「他の証拠と照合しなければいけません」などと脅し、
被害者に動揺を与えて個人情報を取得する作戦も
報告されています。
これらの特徴から、電話を通じて被害者を
追い込む心理作戦が用いられています。
典型的な流れ
- 「〇〇県警の◯◯です」と名乗る
- 「あなたの身分証明証が必要です」と告げる
- 「至急、警察署に出頭してください」と指示
- 「協力金・調査費用を振り込んでください」と要求
- 口座番号や暗証番号の入力を求められる
この流れのいずれかやその変形が見られた場合、
その電話は詐欺の可能性が極めて高いと判断してください。
よく使われる脅迫的フレーズ
詐欺犯は「警察」といった権威を利用し、次のような
セリフで信用させようとします。
- 「あなたに逮捕状が出ています」
- 「警察手帳を出しますからビデオ通話をしましょう」
- 「口座を凍結するためには協力金が必要です」
- 「身分証を持って今すぐ警察署へ」
- 「このままだと強制捜査されます」
これらの文言は、典型的な「警察官をかたる詐欺」の手口に
該当します。
本物の警察はしないこと
正式な警察機関が市民へ連絡を取る際、電話だけで「出頭」や
「金銭を振り込むように」といった指示を行うことはありません。
また、SNS・LINE・ビデオ通話で手続きすることもありません。
以下の特徴があれば、電話相手は詐欺の可能性があります。
- 携帯番号(090、080)または非通知で警察署からとは言われた
- 「今すぐ出頭」「即振込」など急がせる
- 口座・暗証番号などを聞き出そうとする
- 警察手帳をSNSで見せるなど実証手段を伴う
- 「他言無用」「この電話を切るな」と指示される
受けてしまった場合の対処法
もしこのような電話を受けてしまった場合は、次のように
対応してください。
- 通話をすぐに切る
- 個人情報や口座番号を伝えない
- 相手の番号へ折り返さない
- 最寄りの警察署か警察相談専用電話(#9110)へ相談する
- 同じ番号から再度かかってきたら着信拒否設定する
特に、「出頭してください」「金銭を振り込んでください」など
の言葉が出た時点で詐欺だとみなして差し支えありません。
高齢者や一人暮らしの方への注意喚起
警察をかたる詐欺は、高齢者や一人暮らしの方を標的にする
ことが多く、家族で事前に「不審な電話があったら相談する」
というルールを持っておくことが非常に有効です。
また、スマートフォンや固定電話に着信拒否機能を
設定するか、電話番号をネット検索して情報を確認する
習慣を持つ事が被害を防ぐ大きな助けとなります。
もし情報を教えてしまったら
既に口座番号・暗証番号・身分証番号などを教えてしまった場合は、
速やかに以下の対応を行ってください。
- 利用している金融機関へ連絡し、不正利用の可能性を伝えて口座凍結を依頼する
- 最寄りの警察署へ被害報告を行う
- 消費生活センター(局番なし・188)へ相談する
被害の拡大を防ぐには、**「早めの相談」**が最も重要です。
まとめ
09055249557【090-5524-9557】 からの電話は、
警察や県警を名乗り「出頭せよ」「身分証を持て」などと
言って金銭を要求する典型的な詐欺電話です。
警察が電話だけで出頭を求めたり、金銭を要求したりすることは
絶対にありません。
もしこのような電話を受けたら、通話を切って直ちに
#9110 または最寄りの警察署へ相談し、被害を未然に防ぎましょう。

