Twitter(X)やInstagram、LINEなどのSNSを利用していると、知らない人から突然DM(ダイレクトメッセージ)が届くことがあります。
中には普通のやり取りもありますが、怪しい勧誘や詐欺目的のDMも増えているため、油断できません。
当記事では、SNSでよくある怪しいDMの特徴と、受け取ったときの正しい対処法をまとめました。
怪しいDMの特徴
「稼げる」「簡単に儲かる」という誘い文句
怪しいDMの代表的なパターンが「稼げる」「簡単に儲かる」といった内容のメールです。
例えば、「スマホ一つで月収50万円」「初期費用ゼロで簡単に稼げる」といった副業・投資の誘いです。
一見すると魅力的に思えますが、ほとんどが詐欺まがいの商材や情報商法につながるものです。
このようなメッセージには一切関わらないようにしましょう。
フォロー直後に送られてくる
フォローしてすぐに長文のDMが送られてくる場合も要注意です。
通常のユーザーであれば、フォロー直後に営業的なメッセージを送ることはありません。
フォロー返しを狙ったアカウントや、自動送信ツールを使った怪しい勧誘の可能性が高いと考えられます。
外部サイトへの誘導リンクがある
怪しいDMには高確率で外部サイトのURLが貼られています。
「詳細はこちら」「登録はここから」といった形で外部のフォームに誘導し、個人情報を入力させたり、課金させたりするケースがあります。
中にはウイルスや不正アプリが仕込まれているサイトもあるため、絶対にアクセスしないことが重要です。
怪しいDMを受け取ったときの対処法
無視・削除が基本
怪しいと感じたDMは、返信せずにそのまま削除するのが一番です。
一度返信してしまうと「反応してくれるアカウント」としてリスト化され、さらに多くの怪しいDMが届く原因になります。
ブロック・報告機能を使う
SNSには不審なユーザーをブロックしたり、運営に通報する機能があります。
ブロックすれば以後そのアカウントからDMは届かなくなりますし、報告することで他のユーザーを守ることにもつながります。
怪しいと感じた時点で、ためらわずにブロック・報告を実行しましょう。
個人情報を入力しない
DM経由で「名前・住所・銀行口座」などを求められても、絶対に入力してはいけません。
どれだけ信頼できそうに見えても、SNS上のやり取りで重要な情報をやり取りすることは非常に危険です。
実際の被害事例と注意点
SNSのDMをきっかけに「マルチ商法に勧誘された」「投資詐欺に遭った」という事例は数多く報告されています。
特に若い世代やSNSに慣れていない人は、「相手が丁寧だから大丈夫」「有名人に似ているから安心」と思ってしまいがちです。
しかし、実際にはプロフィール画像や名前を盗用した偽アカウントも多数存在します。
「少しでも怪しい」と感じたらすぐにブロックする習慣を持つことが、トラブル回避につながります。
まとめ:不審なDMには反応しないのが一番の防御策
SNSは便利なコミュニケーション手段ですが、怪しいDMも少なくありません。
被害に遭わないためには、以下のポイントを意識しましょう。
- 「簡単に儲かる」という内容の誘いは無視
- SNSのフォロー直後に送られてくる長文DMは要注意
- 外部サイトへのリンクにはアクセスしない
- 怪しいDMは無視・削除、そしてブロック・報告
- 個人情報は絶対に入力しない
これらを徹底することで、SNSを安心して利用できるようになります。
「少しでも怪しい」と感じたら関わらないことが、最大の防御策です。