スマートフォンや固定電話に、見覚えのない番号から着信があると、
多くの人はきっと「出ても大丈夫かな?」と不安になると思います。
しかし、このような不安と「早く電話の正体を知りたい」という好奇心から、むやみに応答したり、不審なサイトで番号を検索してしまうと、かえってリスクを高めてしまう場合があります。
ここでは、知らない電話番号を安全に調べるための方法と注意点をご紹介します。
知らない番号が掛かってきたときの不安
突然の知らない番号からの着信は、営業電話や詐欺の可能性が頭をよぎるものです。
特に「0120」「0800」などのフリーダイヤルや、見慣れない市外局番だと不安が大きくなります。
一方で、宅配業者や役所など大切な連絡の可能性もあるため、無視していいのか迷う人も多いはずです。
そのようなときに役立つのが「番号を調べる」という行動ですが、調べ方によっては注意が必要です。
安全に番号を調べる方法
検索エンジンを利用する
GoogleやYahoo!などの検索エンジンに番号を入力して調べるのが基本です。
多くの場合、利用者が投稿した情報や、番号情報をまとめたサイトが表示されます。
検索結果を見比べれば「営業電話だった」「宅配業者だった」など、ある程度の傾向が分かります。
公式機関や企業サイトを確認する
公共機関や有名企業からの電話の場合、公式サイトに連絡先番号が掲載されていることがあります。
検索結果で不明確な情報しか出てこなかったときは、必ず公式サイトを確認することをおすすめします。
たとえば市役所や病院、金融機関などは、公式ページに正しい電話番号が掲載されています。
電話帳サービスや正規アプリを利用する
大手通信会社や公式の電話帳アプリを使えば、信頼できる情報を元に番号を調べられます。
特に「電話帳ナビ」や「Whoscall」などのアプリは、利用者の口コミをもとに迷惑電話かどうかを判定してくれるため便利です。
番号を検索するときの注意点
怪しい情報商材サイトに注意
検索して出てきたページの中には、番号情報を装いながら別の有料サービスへ誘導するサイトも存在します。
「この番号の詳細を知りたい方はこちら」として、有料登録や個人情報入力を求めるケースは危険です。
安易にメールアドレスや電話番号を入力しないようにしましょう。
口コミ情報は複数サイトで確認する
番号の情報サイトにはユーザー投稿が多く寄せられますが、すべてが正確とは限りません。
「営業電話だった」という口コミが多くても、実際には宅配業者の再配達案内というケースもあります。
一つのサイトの情報だけで判断せず、複数サイトを確認して総合的に判断することが大切です。
個人情報を入力しない
検索の過程で「詳しい情報を知るために登録してください」と表示されることがあります。
このような場面で、氏名や住所、メールアドレスを入力すると、かえって迷惑メールや電話のターゲットになるリスクがあります。
不安なときは公的機関へ相談してみよう
どうしても不安が消えない場合や、しつこい着信が続く場合は、公的機関に相談するのも一つの方法です。
消費生活センター(電話番号「188」)では、迷惑電話や不審な勧誘についての相談を受け付けています。
また、警察の「#9110」番でも生活トラブルに関する相談が可能です。
まとめ:信頼できる情報源を利用して安心を得る
知らない番号からの着信は不安になりますが、冷静に調べれば安全に対処できます。
- Googleなどの検索エンジンを利用する
- 公式サイトや電話帳サービスで確認する
- 怪しいサイトや有料登録には注意
- 情報は複数のサイトで照合する
- 不安が続くときは消費生活センターなどに相談
これらの対策法を取るよう心がけることで、リスクを避けながら安心して番号を調べることができるようになります。
普段から安全な調べ方を習慣にしておけば、不審な着信があった場合も冷静に対応できるでしょう。