080-2520-1366 から
全国の県警・府警を名乗る出頭要請詐欺電話 が
多数報告されています。
この電話は「あなたが事件に関与している」
「至急出頭してください」「協力しないと
逮捕状が出ます」などと脅すような口調で話し、
金銭や個人情報をだまし取ろうとする
極めて悪質な詐欺です。
実際の警察は電話だけで出頭を命じることは
決してありません。
また、金銭の支払いや口座情報の提供を
求めることも一切ありません。
突然の緊迫した電話は冷静さを奪い、
「警察が言うなら本当だ」と思わせるように
巧妙に仕組まれています。
不審な電話を受けたら、決して相手にせず、
すぐに通話を終了してください。
この電話の特徴
この番号からの電話は、県警本部や府警の
捜査担当者を名乗るパターンが多く見られます。
「あなたの名義が犯罪に使われている」
「裁判所への出頭命令が出ています」
「口座凍結を防ぐため確認が必要です」
などと、信じ込みやすい言葉を使って
不安をあおるのが特徴です。
会話を通じて個人情報を聞き出したり、
「安全のために一時的に預かる」と言って
金銭を送金させるケースも報告されています。
- 「県警の◯◯です」と名乗って電話をかける
- 「事件の関係者として確認が必要」と伝える
- 「出頭命令が出ています」と脅す
- 「手続きを円滑にするため」と金銭を要求
- 銀行口座や電子マネーで送金させる
上記のような流れが一つでも当てはまれば、
それは詐欺の可能性が極めて高いと
判断してください。
よく使われる危険なフレーズ例
詐欺グループは「警察」「公的機関」などの
信頼性を利用して、巧みに信用させようとします。
以下のような言葉が出たら要注意です。
- 「警察庁からの正式な通達です」
- 「あなたの口座が犯罪に使われています」
- 「今すぐ出頭しないと逮捕状が発行されます」
- 「金融庁と連携して調査しています」
- 「手続きに必要な費用を振り込んでください」
このような言葉が出た時点で、
ほぼ間違いなく詐欺電話です。
絶対に信用してはいけません。
本物の警察との違い
本物の警察は電話だけで出頭を指示したり、
金銭を要求することはありません。
正式な連絡は書面や訪問で行われ、
内容も明確で、確認可能な手続きです。
また、警察が「今すぐ対応してください」と
急かすような対応をすることもありません。
電話で「事件」「逮捕」「口座凍結」などの
言葉が出た場合は、その場で詐欺を疑い、
冷静に行動することが大切です。
不審電話を受けたときの対処法
このような電話に対しては、
まず相手にしないことが鉄則です。
通話を続けるほど相手は巧みに誘導してきます。
次の行動を意識しましょう。
- 相手の話を途中で止めて通話を切る
- 個人情報・口座番号を絶対に伝えない
- 金銭の振込や送金を要求されたら即座に拒否
- 警察署に自分で公式番号で確認する
- 同じ番号からの着信は拒否設定にする
相手が言う番号ではなく、
自分で検索して公式の警察署番号へ
かけ直すことが安全です。
被害を防ぐためのポイント
こうした詐欺電話は、特に高齢者を狙う
傾向があります。
「本物の警察がそんなことを言うわけない」
という意識を家族全員で共有し、
不審な電話があった際には
すぐに家族や警察に相談するよう
日頃から話し合っておきましょう。
また、知らない番号や携帯電話からの着信には
すぐに出ず、ネットで番号を検索して
被害報告がないか確認することも効果的です。
今回の 080-2520-1366 も、
同様の報告が多数寄せられています。
もし個人情報を伝えてしまったら
万が一、住所や口座番号などを伝えてしまった場合、
すぐに金融機関と警察へ連絡してください。
必要であれば口座を一時停止し、
悪用される前に対応することが重要です。
また、消費生活センター(局番なし188)でも
詐欺被害に関する相談を受け付けています。
「もしかして詐欺かも」と思った段階で
すぐに相談することで、被害を最小限に抑えられます。
まとめ
080-2520-1366 からの電話は、
警察や府警を名乗って出頭要請を装い、
金銭を要求する悪質な詐欺電話です。
警察が電話で金銭を求めることは絶対にありません。
不安を感じても慌てず、
その場で通話を切り、#9110(警察相談専用)へ
連絡して真偽を確認しましょう。
冷静な対応が、被害を未然に防ぐ最も確実な方法です。
不審な電話には一切応じず、
家族や周囲の人とも共有して
被害を広げないよう注意してください。

