090-2424-9521 から
全国の県警を名乗る出頭要請詐欺電話 が
多数報告されています。
この電話は「あなたが事件に関係している」
「出頭命令が出ています」「至急連絡しないと
逮捕状が出ます」などと脅しをかけ、金銭や
個人情報を騙し取ろうとする非常に悪質な
詐欺の一種です。
実際の警察は電話だけで出頭や金銭の要求を
することはありません。
また、捜査協力を理由に個人情報を尋ねることも
絶対にありません。
不安をあおるような緊迫した口調での電話は、
冷静な判断を失わせるための典型的な詐欺話法です。
決して慌てず、まずは電話を切ることが大切です。
この電話の特徴
この番号からの電話は、「警察本部」や
「県警捜査一課」「サイバー犯罪対策課」など、
実在する部署名を名乗るケースが確認されています。
通話内容はもっともらしく聞こえますが、実際は
すべて嘘であり、あなたを信じ込ませるための
演出です。
犯人は次のような流れで金銭を要求します。
- 「県警の◯◯です」と名乗る
- 「あなたの名義が事件に使われています」と告げる
- 「至急確認が必要なので出頭してください」と言う
- 「手続きを円滑にするため費用が必要です」と要求
- 銀行振込や電子マネーでの支払いを指示する
このような内容が少しでも含まれていたら、
詐欺を疑うべきです。
電話で使われる危険なフレーズ例
犯人は「警察」や「公的機関」を装って
信頼させようとします。
以下のような言葉には特に注意してください。
- 「警察庁からの正式な通達です」
- 「あなたの名義が犯罪に使われています」
- 「今すぐ出頭しないと逮捕されます」
- 「裁判所と連携して手続き中です」
- 「この電話を切ると逮捕状が発行されます」
このような脅迫的な言い回しが出た時点で、
確実に詐欺電話です。
絶対に信じてはいけません。
本物の警察はどう対応するか
本物の警察が出頭要請をする場合は、必ず
正式な書面で通知します。
電話だけで「逮捕」「出頭」「金銭要求」などを
行うことは絶対にありません。
また、警察が個人の銀行口座や
クレジットカード番号を尋ねることもありません。
このような内容が含まれている時点で、
詐欺だと判断して問題ありません。
不審電話への対処法
不審な電話を受けた場合は、すぐに通話を終了し、
相手と関わらないようにしましょう。
冷静に対応するためには、次の行動を取ることが
重要です。
- 相手の言葉を信じず、すぐに電話を切る
- 個人情報や口座番号は絶対に伝えない
- 「至急」「今すぐ」と言われても慌てない
- 警察署へ自分で公式番号を調べて確認する
- 同一番号は着信拒否設定をする
もし内容が本当か気になる場合は、相手の指示した
番号ではなく、警察の公式番号を自分で調べて
問い合わせましょう。
被害を防ぐための注意点
こうした電話は特に高齢者を狙ってかけられる
傾向があります。
家族間で日ごろから「不審な電話があったら
まず相談する」というルールを決めておくことが
被害防止につながります。
また、知らない番号や携帯電話からの着信は
すぐに応答せず、番号をネットで検索して
情報を確認しましょう。
今回の 090-2424-9521 のように、
同様の報告が多数ある場合は着信拒否設定を
おすすめします。
もし個人情報を伝えてしまった場合
万が一、名前・住所・口座番号などを伝えて
しまった場合は、すぐに警察および金融機関に
連絡してください。
詐欺被害を防ぐための早期対応が
非常に重要です。
また、消費生活センター(局番なし「188」)でも
相談を受け付けています。
「もしかして詐欺かも」と思ったら、ためらわず
相談しましょう。
まとめ
090-2424-9521 からの電話は、
「県警」「警察」「捜査一課」などを名乗り、
出頭命令や捜査協力を口実に金銭を要求する
悪質な詐欺電話です。
警察は電話で金銭を要求したり、逮捕をちらつかせたり
することはありません。
このような電話を受けた場合は、すぐに通話を切り、
相手にせず、#9110(警察相談専用ダイヤル)へ
通報してください。
冷静な判断と早めの行動が、被害を防ぐ最も
確実な手段です。
不審な電話には絶対に応じず、自分と周囲を
守りましょう。

